(アオギリ科)
学名:Heritiera littoralis Dryand.
分布:奄美大島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島;台湾,熱帯アジア,ポリネシア,アフリカ
解説:マングローブの後背湿地や海岸に生育する常緑高木。
開花は4〜5月。7〜8月頃に少数が咲くことがある。円錐花序に多数の小さな花がつく。花は釣鐘型で黄緑色、中は紅色。
果実は木質で堅い。水に浮き、種子は海流散布される。しばしば海岸に種子が打ち上がっている。
板根がしばしば200cm以上になることで著名である。根が浅いため、土壌浸食に弱く、台風や人為的圧力で倒れた個体も多い。
利用:板根部分は船の舵やまな板。樹皮は薬用。
2005/4/18 公開
2008/1/13 改訂