コウトウシュウカイドウ

(シュウカイドウ科)

RDB:環境省=絶滅危惧II類(VU)・沖縄県=危急種

学名:Begonia fenicis Merr.

分布:石垣島,西表島,与那国島;台湾,フィリピン

解説:山地の渓流沿いの岩場に生育する多年生草本。日本国内でベコニアの仲間が自生するのは八重山諸島のみで、本種は自生する2種うちの1種。近縁のマルヤマシュウカイドウとは葉が丸いことで容易に区別ができる。
マルヤマシュウカイドウに比べて花期が早く長い傾向があり、春〜夏に多く開花するが、秋にも開花が見られる。
花の色は白色だが、薄ピンク色の株もある。一部の文献は花の色でマルヤマシュウカイドウと区別しているが、葉のかたちで同定するのがよい。
マルヤマシュウカイドウに比べて自生地が少ないが、場所によっては多く見られる。

利用:葉柄は食用になる。

開花 [][]

葉 [][]

2005/5/6 公開


[五十音索引へ]
[分類群索引へ]
[生育環境索引へ]
[植物図鑑表紙へ]