モクタチバナ

(ヤブコウジ科)

学名:Ardisia sieboldii Miq.

分布:小笠原,四国(南部),九州,南西諸島;台湾,中国

解説:山地の常緑樹林内に生育する常緑低木もしくは小高木。大きなものは10m程になる。
葉は互生し、狭倒卵形〜倒卵形、全縁で、両面とも無毛である。
花は白色〜ピンク色で、集散状の花序に多数つく。
西表島では4〜5月頃に開花する。11月頃から結実し、赤熟もしくは黒熟する。

利用:果実は食用になる。イノシシ猟のバネ木に利用する人が多い。

分類:近縁のシシアクチとよく似ている。モクタチバナは、1.樹形は大きくなる、2.葉は中程から先の方が一番広くなる、3.花序の数は多い、4.果実は球形で赤熟もしくは黒熟、などの点で区別できる。

方言:アブチャン(西表島西部地区)

開花 [][]

開花 [][]

花 [][]

葉 [][]

2009/9/29 公開


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