(マメ科)
学名:Caesalpinia major (Medik.) Dandy et Exell
分布:沖縄島,慶良間諸島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島;旧世界の熱帯〜亜熱帯
解説:海岸近くの低地の林縁に生育する常緑つる性木本。
枝と葉軸に逆向きの刺があり、その刺で他の植物にひっかかる。葉に托葉はなく、二回羽状複葉。羽片は4〜8対、羽片に4〜7対の小葉がつき、小葉の長さ4〜5cm。
腋生する総状花序に黄色の花をつける。11〜12月頃に開花する。
豆のさやには多数の鋭い刺がある。種子は球形で黄白色。アクセサリーなどに利用される。
本種とシロツブ Caesalpinia bonduc の分類が混乱しており、西表島でシロツブと呼ばれているものはハスノミカズラであることが多い。シロツブは葉に托葉があり、二回羽状複葉。羽片は10対、羽片に10対前後の小葉がつき、小葉は長さ1.5〜2.5cmと小さい。
2011/9/18 公開