オキナワハグマ

(キク科)

別名:オキナワテイショウソウ/マルバハグマ

学名:Ainsliaea macroclinidioides Hayata var. okinawensis (Hayata) Kitam.

分布:奄美大島,徳之島,沖永良部島,沖縄島,伊平屋島,久米島,石垣島,西表島,尖閣諸島

解説:山地の森林内に生育する多年生の草本。尾根状になった多少明るく乾いた場所に多い。
森林内に均等にあることはなく、特定の場所に多数の株がかたまってあることが多い。
葉は卵形〜心形で、先端は尖る。葉縁は粗い微鋸歯縁。
ブラシ状の長い花序に頭花を多数つける。頭花は3個の白色の花からなる。12〜2月に開花する。
果実には冠毛があり、風によって種子散布される。

分類:基変種は中国,台湾に分布する。
沖縄県内で発行されている図鑑類にはオキナワテイショウソウの名称を採用していることが多い。
余談であるが、近縁種にリュウキュウハグマ Ainsliaea apiculata Sch.Bip. var. acerifolia Masam. があるが、これは屋久島に分布する。

近縁種:近縁な種にナガバハグマ Ainsliaea oblonga Koidz. がある。渓流沿いに生育し、葉が長楕円状披針形になる。沖縄島と西表島(稀)に分布する。

全体 [][]

開花 [][]

花 [][]

葉 [][]

結実 [][]

果実 [][]

2005/5/12 公開
2012/1/1 改訂


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