(キク科)
学名:Aster subulatus Michx. var. sandwicensis (A.Gray et H.Mann) A.G.Jones
分布:外来種[原産:北アメリカ]
解説:北アメリカ原産の外来種で、路傍や原野に生育する、一年生もしくは多年生草本。
高さは1〜1.5mほどになる。花が少数ついているうちは葉をつけているが、花を多数咲かせると葉をほとんど落とす。和名は、葉を落とした時の姿が箒に似ることに由来する。
葉は互生、長披針形で、先端は尖り、縁は全縁。花序の枝は水平に伸びる。
散開花序に多数の頭花をつける。筒状花の冠毛が花筒より短い。西表島では年間を通じて開花するが、5〜9月にかけてはたいへん少ない。
果実には冠毛があり、風によって種子散布される。
近縁種:近縁種にホウキギク Aster subulatus Michx. var. subulatus がある。ホウキギクは、葉の基部が茎を抱く、花序の枝が斜め上に伸びる、筒状花の冠毛が花筒よりやや長いなどで区別できる。
2012/1/3 公開