日本国内のマングローブ林の構成種は7種とされる。
ハマザクロ(ハマザクロ科)
別名マヤプシキ。マングローブ林の最も海寄りに生育する種類。国内には石垣島(絶滅)・小浜島・西表島に分布するが、西表島以外では観察しにくい。西表島でも西部地区にはほとんど無く、東部地区の仲間川・前良川・後良川などで観察できる。また由布島へ行く水牛車乗り場にもある。
ヒルギモドキ(シクンシ科)
最も陸寄りに生育する種類。
オヒルギ(ヒルギ科)
別名アカバナヒルギ。
メヒルギ(ヒルギ科)
別名リュウキュウコウガイ。
ヤエヤマヒルギ(ヒルギ科)
別名オオバヒルギ。
ニッパヤシ(ヤシ科)
日本国内の自生地は西表島の船浦と内離島の2カ所のみ。船浦の自生地は天然記念物に指定され、カヌーを用いると比較的簡単に行くことができるが、徒歩では道がわかりにくく困難である。自生地が限られ、混同するような種類は他にない。
海岸に種子が漂着していることもある。
シマシラキ・サキシマスオウノキなどをマングローブの構成樹種に含めることもある。
2005/4/11 開設|2005/4/11 更新