西表島の自然 表紙 > 西表島植物図鑑 > コウトウシュウカイドウ

モクレン門 モクレン綱 ビワモドキ亜綱 スミレ目 シュウカイドウ科
コウトウシュウカイドウ Begonia fenicis Merr.

分布/石垣島,西表島,与那国島;台湾,フィリピン
生育環境/山地渓岸
生活型/多年草本
RDB/環境省=絶滅危惧II類(VU)・沖縄県=危急種

日本国内でベコニアの仲間が自生するのは八重山諸島のみである。本種は自生する2種うちの1種。近縁のマルヤマシュウカイドウとは葉が丸いことで容易に区別ができる。マルヤマシュウカイドウに比べて花期が早く長い傾向があり、春〜夏に多く開花するが、秋にも開花が見られる。山地の渓流沿いの岩場に生育する。マルヤマシュウカイドウに比べて自生地が少ないが、場所によっては多く見られる。

開花 花
開花 【2004/3/29 西表島】
花 【2004/4/6 西表島】
は
葉 【2005/3/22 西表島】
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 葉は丸く、縁に細かい鋸歯がある。

 白色の花が多いが、薄いピンク色の花もある。3月中旬から開花をはじめ、10月頃まで花が見られる。

用途 葉柄を食用にした。

2004/4/20 公開
2005/5/6 改訂

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