アカメイヌビワ

(クワ科)

別名:ハルランイヌビワ/テリハイヌビワ/コウトウイヌビワ

学名:Ficus benguetensis Merr.

分布:奄美大島,徳之島,沖永良部島,沖縄島,久米島,石垣島,西表島,与那国島;台湾,フィリピン

解説:低地から山地の谷沿いの樹林内に生育する雌雄異株の常緑高木。
若い葉は赤みを帯びる。葉は長楕円形で、先がとがる。
花が外部から見えないイチジク状花序を持ち、イチジクコバチ類によって送粉される。イチジク状花序は葉の付け根、幹、根元にも生じる。イヌビワの仲間には幹に直接花をつける種が多いが、この種のように太い幹に花をつける種は少なく、本種の他にギランイヌビワがある。なお、幹に直接付く花を「幹生花」と呼ぶ。アカメイヌビワの幹生花はかたまって生じることでギランイヌビワと区別できる。また、イチジク状花序はギランイヌビワより小さい。

全体 [][]

イチジク状花序 [][]

葉 [][]

新葉 [][]

2005/4/13 公開
2005/4/29 改訂


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