タイワンハチジョウナ

(キク科)

学名:Sonchus wightianus DC.

分布:外来種[原産=ヨーロッパ]

解説:低地の路傍や荒れ地に生育する多年生草本。ヨーロッパ原産の帰化植物で、国内では主に沖縄県に帰化している。
茎は直立して高さは100cmになり、葉は比較的下のほうにつく。
葉は互生し、基部で茎を抱く。形は長楕円形で鋸歯縁、先端はやや丸まる。羽状葉にもなるようだが、西表島では見かけない。
花は黄色。花柄と総包に腺毛が多く粘る。西表島では2〜5月頃の開花を確認している。

識別:同属のノゲシとは、総包に腺毛が多いこと、茎の抱き方が弱いこと、鋸歯が細かいことなどで区別できる。
また、別属のアキノノゲシに似るが、総包に腺毛があること、鋸歯が多いことなどで区別できる。

総包の腺毛 [][]

全景 [][]

葉 [][]

葉は茎を抱く [][]

2013/5/28 公開


[五十音索引へ]
[分類群索引へ]
[生育環境索引へ]
[植物図鑑表紙へ]