分布/九州(佐多岬),屋久島,種子島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島;台湾,旧世界の熱帯・亜熱帯
生育環境/樹幹に着生
生活型/常緑草本
RDB/環境省(2020年)=絶滅危惧IB類(EN),沖縄県(2018年)=絶滅危惧IB類(EN),竹富町特別希少野生動植物種(2017年)
樹林内の樹幹に着生して下垂する常緑の草本。葉は卵状披針形で先端は尖る。枝の先端にはっきりした胞子嚢穂がある。
竹富町自然環境保護条例により竹富町特別希少野生動植物種に指定され、採集等にあたって規制がある。
和名は、枝が下垂する様子を仏具の瓔珞(ようらく)に見立て、葉の形が針葉樹のヒバに似ていることによる。
環境省レッドリストでは Lycopodium phlegmaria L. の学名を用いている。
似た種にナンカクラン・ヒメヨウラクヒバがある。はっきりとした胞子嚢穂がある点でナンカクランと区別される。ヒメヨウラクヒバの葉は広卵形であることで区別される。
全景 【2011/2/24 西表島】
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葉 【2006/3/12 西表島】
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胞子嚢穂 【2011/2/24 西表島】
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落下していた 【2005/5/4 西表島】
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