西表島の自然 表紙 > 西表島植物図鑑 > ミミモチシダ

ウラボシ門 ウラボシ綱 ミズワラビ目 イノモトソウ科
ミミモチシダ Acrostichum aureum L.

分布/石垣島,西表島,与那国島;中国南部,マレーシア,インド,世界の熱帯〜亜熱帯
生育環境/マングローブ湿地
生活型/常緑
法令/環境省=絶滅危惧IB類(EN)/沖縄県=絶滅危惧II類(VU)

マングローブ湿地に生育する常緑のシダ。潮位が高いときに潮が入るような場所に生育する。高さは1mほどになる。
葉は光沢があり硬く、ばさばさした感じである。
胞子嚢は、葉身上部の2〜4対の羽片の下面につく。
和名は、学名を「耳片のある」と誤訳したことによるという。
熱帯〜亜熱帯に広く分布するが、日本国内の分布は八重山諸島のみである。
西表島では、かつて水田であった場所に生育している。圃場整備と耕作放棄による生育地の乾燥化が心配されている。

ミミモチシダ_群落 ミミモチシダ_全体
群落 【2009/5/9 西表島】
全体 【2009/5/9 西表島】
ミミモチシダ_葉身 ミミモチシダ_胞子嚢
葉身 【2004/4/29 西表島】
胞子嚢 【2004/4/29 西表島】
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2014/4/6 公開
2014/4/7 改訂

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