分布/沖縄島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島,波照間島,小笠原諸島;世界の熱帯〜亜熱帯
生育環境/海岸〜低地、石灰岩地域
生活型/常緑
集落内の路傍や石垣、海岸の崖面、明るい林の林縁から林内に生育する常緑のシダ。石灰岩を好む。
根茎は長く伸びる。葉身は通常深裂して羽状になる。まれに単葉状にもなる。
胞子嚢群は円形で一列に並び、表に凸状にでる。古い葉では胞子嚢の部分に丸い穴があく。
近縁種にタカウラボシ Phymatosorus nigrescens (Blume) Pic.Serm. がある。生育環境が大きく異なり、タカウラボシは森林内の湿地に生育する。
単葉状の個体は、ヒメタカノハウラボシ Crypsinus yakushimensis (Makino) Tagawa やミツデウラボシ Crypsinus hastatus (Thunb.) Copel. に一見似ている。これらの種は、胞子嚢の間に黒褐色の脈があること、生育環境の違いなどで区別できる。
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群落 【2010/9/6 干立】
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葉身 【2004/10/23 住吉】
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胞子嚢 【2005/11/30 浦内】
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単葉状の葉身 【2008/4/24 前良川】
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