分布/奄美大島,徳之島,沖縄島,久米島,南大東島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島;台湾,中国南部,東南アジア,南アジア,東アフリカ,オーストラリア,太平洋諸島
生育環境/マングローブ湿地
生活型/常緑高木
マングローブを構成する代表的な常緑高木。樹高は10m前後になる。西表島ではマングローブ林のやや内陸寄りに生育することが多く、河口からしばらく内陸にはいるとオヒルギがマングローブ林を優占するようになる。ただし時折、マングローブ林の最前線や海岸線に生育していることもある。
全体 【2004/3/23 浦内川】
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枝先 【2004/4/29 干立】
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葉 【2004/4/29 干立】
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花 【2004/4/29 干立】
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胎生種子 【2004/4/29 干立】
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膝根 【2004/2/13 マーレー川】
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葉 互生し、全縁で厚みがある。先端がややとがる。
花 赤い花が咲いているように見えるが、赤い部分は顎の部分になる。花にはメジロやスズメバチ類やハナバチ類が訪花する。
果実・種子 ヒルギ類は胎生種子という独特の方法で繁殖をする。形が種類によって異なり、よい識別点になる。オヒルギの胎生種子は長さ20cm前後、表面に稜があり少しざらつく。
根 根は地中に浅く張っている。所々「くの字型」に曲がり、その部分が地表に出て呼吸根になっている。この形が膝に似ていることから「膝根」とも呼ばれる。
用途 材が水に強いため、建築材として用いた。また、樹皮を染料として用いる。