分布/本州(静岡県以西),四国,九州,南西諸島;台湾,中国,インドシナ,ヒマラヤ
生育環境/林縁
生活型/常緑低木
林縁などの陽当たりのよい場所に生育し、高さ2〜5mになる常緑低木。
葉は対生し、長楕円形〜倒披針形で、先端は尖る。革質で無毛。側脈は表面でへこむ。
花は枝の端に一つつき、たいへん甘い香りがする。西表島では2月下旬〜4月中旬に開花する。12月に開花した例もある。
果実は橙黄色に熟し、中に多数の種子がある。
イシカワシジミ(シジミチョウ科)の食草で、幼虫が果実の中に入り蛹になる。穴の開いた果実が見られるが、イシカワシジミが成虫になり脱出した跡である。
用途は広く、観賞用、染色用、薬用として用いられる。園芸用として八重咲きの品種などがある。果実は黄色の染料になる。薬用として止血薬、消炎薬、鎮静薬、利尿薬になる。
開花 【2009/3/22 浦内】
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開花 【2009/3/22 浦内】
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開花 【2005/3/10 浦内】
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果実 【2004/2/14 浦内川】
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葉 【2004/4/12 浦内】
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イシカワシジミの脱出跡 【2012/7/13 古見】
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