西表島の自然 表紙 > 西表島植物図鑑 > ダイサンチク

モクレン門 ユリ綱 ツユクサ亜綱 カヤツリグサ目 イネ科
ダイサンチク Bambusa vulgaris Schrad. ex Wendl.
 タイサンチク/マトク

分布/外来種[原産=不明]
生育環境/集落近くの山林
生活型/常緑多年生

原産地不明の外来種で、集落近くの山林に植栽される熱帯性タケ類。熱帯で広く栽培されている。
地下茎が長く伸びない連軸型のタケ類で、稈(茎)は株立ちするように見える。
稈の高さは10〜15m、直径は8〜10cm。一節から多数の枝を出す。稈鞘(竹の皮)は早く落ちて残らない。西表島で一般的に見られるタケ類では、最も高く太くなる。
タケノコは夏に出る。
タケノコを食用にする。稈を旗頭の竿に用いた。西表島西部地区ではマトクと呼ばれる。

ダイサンチク_全景 ダイサンチク_稈
全景 【2013/4/15 美田良】
稈 【2013/4/15 美田良】
ダイサンチク_葉 ダイサンチク_株立ちする
葉 【2013/4/15 美田良】
株立ちする 【2013/7/25 美田良】
ダイサンチク_タケノコ
タケノコ 【2013/7/25 美田良】
[画像をクリックすると大きな画像(600x400pix)を表示]

謝辞 西表島のタケ類の現地名、識別、用途などについて西表島祖納在住の星公望氏から教示いただいた。

2013/11/18 公開

分類群順索引五十音順索引写真検索
西表島の自然 表紙 > 西表島植物図鑑 > ダイサンチク