分布/九州(南部),南西諸島
生育環境/山頂部
生活型/常緑多年生
標高400m以上の山の山頂部に生育する温帯性ササ類。琉球列島の高い山の山頂部は、密にリュウキュウチクが生えていることが多い。
地下茎が長く伸びる単軸型のササ類で、稈(茎)に稈鞘(竹の皮)が残る。株立ちにならない。
稈の高さは3〜6m、直径は1〜2cm。一節から多数の枝を鋭角に出す。
葉は細長く、ねじれない。
タケノコは春に出る。
稈を屋根材として用いた。かつては集落毎にリュウキュウチクを採取する山が決まっていた。西表島西部地区ではヤマンダイと呼ばれる。
全景 【2013/7/28 干立】
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稈鞘は残る 【2013/7/28 干立】
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一節から多数の枝が出る 【2013/7/28 干立】
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葉 【2013/4/15 干立】
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謝辞 西表島のタケ類の現地名、識別、用途などについて西表島祖納在住の星公望氏から教示いただいた。