分布/小笠原諸島,南西諸島;台湾,中国,旧世界の熱帯〜亜熱帯
生育環境/樹幹に着生
生活型/常緑草本
RDB/環境省(2020)=絶滅危惧TB類(EN),沖縄県(2018)=絶滅危惧TA類(CR),竹富町特別希少野生動植物種(2017年)
常緑樹林内の樹幹に着生する常緑草本。オオタニワタリ類の根元から下垂していることがよくある。葉は長く100cm程なり、ねじれたり、途中で二股に分かれることもある。
胞子葉は栄養葉の途中から1本つく。全体の姿はハナヤスリ属と思えないが、胞子葉の形はナヤスリ属である。
和名は、葉の形が海草のコンブに似ていることによる。
本種のようにオオタニワタリ類の根元から下垂する種にアマモシシラン がある。アマモシシランはコブランよりも葉の幅が狭く、細長く見える。
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オオタニワタリ類から下垂 【2012/8/7 西表島】
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葉 【2005/10/17 西表島】
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二股に分かれた葉 【2012/8/7 西表島】
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胞子嚢 【2005/10/17 西表島】
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