分布/本州(福島県,新潟県以西),伊豆諸島,小笠原諸島,四国,九州,南西諸島,小笠原諸島;台湾,中国,世界の熱帯〜亜熱帯
生育環境/陽当たりのよい原野・路傍
生活型/常緑
地上生で陽の当たるやや乾燥した場所に生育する常緑草本。
葉は3-4回羽状複葉で、長さは60cmほどになる。胞子嚢群は羽片の縁につく。
世界の熱帯〜亜熱帯に広く分布する種で、和名は「洞のシノブ」を意味するが洞穴性ではない。
以下の近縁種が西表島に分布する。
ハマホラシノブ Odontosoria biflora (Kaulf.) C.Chr.
海岸やその近くの岩上や岩壁に生育する常緑性のシダ。葉身は30cmほどになる。
ヒメホラシノブ Odontosoria gracilis (Tagawa) R.Knapp
渓流沿いの岩上に生育し、葉身は25cm以下。
アイノコホラシノブ Odontosoria intermedia (S.J.Lin, M.Kato et K.Iwats.) Nakaike
ホラシノブとハマホラシノブの雑種に起源する。葉の形態で識別することは困難。
ヤエヤマホラシノブ Odontosoria yaeyamensis (S.J.Lin, M.Kato et K.Iwats.) Ebihara
ホラシノブとヒメホラシノブの雑種に起源する。葉身は40cmほどになる。
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群落 【2004/6/15 浦内】
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葉身 【2004/6/15 浦内】
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羽片 【2004/6/15 浦内】
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胞子嚢 【2004/6/15 浦内】
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