分布/屋久島,石垣島,西表島;台湾
生育環境/海岸の岩上
生活型/常緑
渓流沿いの岩上に生育する常緑草本。渓流に適応した種である。
葉は3-4回羽状複葉で、長さ25cm以下で小型である。胞子嚢群は羽片の縁につく。
和名は小型であることから。
以下の近縁種が西表島に分布する。
ハマホラシノブ Odontosoria biflora (Kaulf.) C.Chr.
海岸やその近くの岩上や岩壁に生育する常緑性のシダ。葉身は30cmほどになる。
ホラシノブ Odontosoria chinensis (L.) J.Sm.
地上生で陽の当たるやや乾燥した場所に生育し、葉身は60cmまでなる。世界の熱帯~亜熱帯に広く分布する。
アイノコホラシノブ Odontosoria intermedia (S.J.Lin, M.Kato et K.Iwats.) Nakaike
ホラシノブとハマホラシノブの雑種に起源する。葉の形態で識別することは困難。
ヤエヤマホラシノブ Odontosoria yaeyamensis (S.J.Lin, M.Kato et K.Iwats.) Ebihara
ホラシノブとヒメホラシノブの雑種に起源する。葉身は40cmほどになる。
葉 【2006/7/23 ヒナイ川】
|
羽片 【2006/7/23 ヒナイ川】
|