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ウラボシ門 ウラボシ綱 ミズワラビ目 ホングウシダ科
ハマホラシノブ Odontosoria biflora (Kaulf.) C.Chr.

分布/本州(関東南部,伊豆半島,紀伊半島),伊豆諸島,四国南部,九州,南西諸島,小笠原諸島;台湾,中国南部,フィリピン,マリアナ諸島
生育環境/海岸の岩上
生活型/常緑

陽当たりのよい海岸やその近くの岩上や岩壁に生育する常緑性のシダ。
葉は3回羽状複葉で、長さは30cmほどになり、革質で厚みがある。胞子嚢群は羽片の縁につく。

海浜性の種で、和名は「浜のホラシノブ」を意味する。

以下の近縁種が西表島に分布する。

ホラシノブ Odontosoria chinensis (L.) J.Sm.
地上生で陽の当たるやや乾燥した場所に生育し、葉身は60cmまでなる。世界の熱帯~亜熱帯に広く分布する。

ヒメホラシノブ Odontosoria gracilis (Tagawa) R.Knapp
渓流沿いの岩上に生育し、葉身は25cm以下。

アイノコホラシノブ Odontosoria intermedia (S.J.Lin, M.Kato et K.Iwats.) Nakaike
ホラシノブとハマホラシノブの雑種に起源する。葉の形態で識別することは困難。

ヤエヤマホラシノブ Odontosoria yaeyamensis (S.J.Lin, M.Kato et K.Iwats.) Ebihara
ホラシノブとヒメホラシノブの雑種に起源する。葉身は40cmほどになる。

ハマホラシノブ_群落 ハマホラシノブ_葉身
群落 【2006/7/10 干立】
葉身 【2011/11/30 祖納】
ハマホラシノブ_葉身 ハマホラシノブ_胞子嚢
葉身 【2006/7/10 干立】
胞子嚢 【2006/7/10 干立】
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2014/4/8 公開
2023/1/7 改訂

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