西表島の自然 表紙 > 西表島植物図鑑 > キノボリシダ

ウラボシ門 ウラボシ綱 チャセンシダ目 イワデンダ科
キノボリシダ Diplazium donianum (Mett.) Tardieu var. donianum

分布/南西諸島 ;台湾,中国南部,東南アジア,南アジア
生育環境/樹林内のやや乾燥した林床
生活型/常緑

山地の樹林内のやや乾燥した林床に生育する常緑の草本。
葉身は一回羽状複葉で、頂羽片と1-4対の側羽片からなる。葉縁は全縁。頂羽片の基部はくさび状。胞子嚢群は葉脈沿って細長く並ぶ。

和名はキノボリシダだが木に登ることはない。

近縁種にキレバキノボリシダ Diplazium lobatum (Tagawa) Tagawa がある。キレバキノボリシダは、やや大きく、頂羽片の下部に切れ込みがあり基部が丸くなる。葉縁は鈍鋸歯になることが多い。

キノボリシダ キノボリシダ
葉身 【2005/11/8 古見岳】
葉身 【2005/6/27 ピナイサーラ】
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2023/2/18 公開

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