分布/石垣島,小浜島,西表島;東南アジア,アフリカ東部,オーストラリア北部,太平洋諸島
生育環境/マングローブ湿地
生活型/常緑高木
RDB/環境省=準絶滅危惧(NT)・沖縄県=危急種
ヒルギダマシとともにマングローブ林の最も海寄りに生育する常緑高木。樹高15m前後になるが、10m以下の個体が多い。石垣島と小浜島では非常にまれ。西表島では東部地区に集中的に分布し、西部地区ではわずかに網取(ウダラ川)にあるだけである。仲間川に大規模な群落があるほか、前良川・後良川・由布島の水牛車乗り場などでも観察しやすい。
全体 【2003/5/9 前良川】
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開花 【2005/2/25 前良川】
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葉 【2004/10/4 後良川】
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筍根 【2003/5/9 前良川】
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葉 対生し、形は卵形。厚みがある。全縁で長さ5〜8cm。葉柄の長さは5〜10mm。
花 花びらはなく、白い雄しべが多数あるため、白い花に見える。
根 根は土の中を浅く広く張り、地中から呼吸根を多数出す。タケノコのように見えることからこの根のことを「筍根」と呼ぶ。
用途 樹皮を染料として用いた。
その他 多くの植物図鑑では「ハマザクロ」の和名を採用しているが、現在「マヤプシキ」が一般的な和名になっている。