分布/帰化[原産:中国南部]
生育環境/集落近くの山林
生活型/常緑多年生
中国南部原産の外来種で、集落近くの山林に植栽される温帯性ササ類。
地下茎が長く伸びる単軸型のササ類で、稈(茎)に稈鞘(竹の皮)は残る。株立ちにならない。
稈の高さは7〜8m、直径は3〜4cm。一節から多数の枝を鋭角に出す。ササ類では最も高くなる。
葉は細長いが、タイミンチクやリュウキュウチクに比べると幅広い。
タケノコは5〜6月頃に出る。
稈を船の竿、物干し竿、箒の柄などに用いる。タケノコは食用にする。西表島西部地区ではダイモと呼ばれる。
全景 【2013/7/28 美田良】
|
群落 【2013/7/28 美田良】
|
稈鞘は残る 【2013/7/28 美田良】
|
一節から多数の枝が出る 【2013/7/28 美田良】
|
葉 【2013/4/15 美田良】
|
謝辞 西表島のタケ類の現地名、識別、用途などについて西表島祖納在住の星公望氏から教示いただいた。