分布/八重山諸島;台湾,フィリピン,ニューギニア,東南アジア,セイロン
生育環境/低地
生活型/常緑高木
八重山諸島に分布する常緑高木。雌雄同株。
ガジュマル・アコウ・ハマイヌビワとともに「絞め殺しの植物」と呼ばれる。これら「絞め殺しの植物」の種子は、鳥によって運搬される。熟した果実は、ズアカアオバト・キジバト・ヒヨドリなどが採食する。種子は、鳥の糞とともに排出され、岩上や樹上でも発芽し、その岩や樹木を土台にして成長することができる。結果的に土台にした樹木を枯らしてしまうことから、「絞め殺しの植物」と呼ばれる。
オオバアコウ 【2005/5/22 船浦】
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葉 【2004/6/16 船浦】
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イチジク状花序 【2005/5/22 船浦】
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結実 【2004/6/16 船浦】
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葉 葉は小判型で長さ10-20cm、側脈が9-11対。幅4〜8cm、葉柄の長さは6〜8cm。全縁で葉の表面に毛はない。一年に一回程度、一斉に落葉し一斉に新芽をだす。落葉の時期は不定だが、早春から初夏にかけてが多い。
イチジク状花序 イチジク状花序は直径7mm前後。熟すると8mm前後。熟した果実は白色になる。
幹 幹から多数の気根を出すが、支柱根にはならない。
識別 近縁な種にアコウがある。葉の側脈の数と花序の大きさで区別できる。アコウに比べ葉が大きく葉柄も長い傾向があるが、この点で区別することは困難である。