分布/本州(紀伊半島),四国,九州,南西諸島;台湾,中国南部,東南アジア
生育環境/低地
生活型/常緑高木
主に低地に生える常緑高木。雌雄同株。
オオバアコウ・ガジュマル・ハマイヌビワとともに「絞め殺しの植物」と呼ばれる。これら「絞め殺しの植物」の種子は、鳥によって運搬される。熟した果実は、ズアカアオバト・キジバト・ヒヨドリなどが採食する。種子は、鳥の糞とともに排出され、岩上や樹上でも発芽し、その岩や樹木を土台にして成長することができる。結果的に土台にした樹木を枯らしてしまうことから、「絞め殺しの植物」と呼ばれる。
アコウ 【2005/5/15 干立】
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葉 【2005/5/17 浦内】
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イチジク状花序 【2005/5/20 浦内】
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結実 【2005/5/15 干立】
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一斉に新芽を展開 【2004/4/15 干立】
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新芽 【2004/4/15 干立】
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葉 葉は互生し、小判型で、長さ8-15cm、幅4〜8cm、側脈が6-8対。葉柄の長さは3〜6cm。全縁で葉の表面に毛はない。一年に一回程度、一斉に落葉し一斉に新芽をだす。落葉の時期は不定だが、早春から初夏にかけてが多い。
イチジク状花序 イチジク状花序は直径9mm前後。熟すると10-15mm。熟した果実は、やや楕円形で、はじめ白色で後に淡紅〜黒紫色になる。
幹 幹から多数の気根を出すが、支柱根にはならない。
識別 近縁な種にオオバアコウがある。葉の側脈の数と花序の大きさで区別できる。オオバアコウに比べ葉が小さく葉柄も短い傾向があるが、この点で区別することは困難である。